EOS60Dは本当にコストパフォーマンスが高い動画撮影向きのカメラだということはわかってもらえたと思うけど
絶対に、キットレンズ付では買わないで欲しい
7Dや5DはLシリーズのような高級レンズがキットレンズになっているから問題は無いけど、60Dは廉価版のレンズがキットレンズになっていて、これは動画撮影には全く向かないんだ
一番の理由はオートフォーカスを前提に作られているので、フォーカスリングがレンズの先っちょにわずかに付いているだけで、おまけにフォーカスを変えると同時にフォーカスリングもレンズと一緒に動いてしまい、粘りが無くてピントのマニュアル調整がしづらいだけでは無くて、フォローフォーカスのような、ピント調整をアシストする機器も取り付けることが出来ないんだ
多少値段が高くても、レンズはある程度グレードの高い物を買った方が後々後悔しないと思うよ
映画撮影の理想で言えば、単焦点のレンズを20、30、50、85などのように揃えていく方法だけど、初心者にはハードルが高すぎるよね
1本だけ買うとすればF値が全域で2.8で変動しない、60D、7DのようなASP-Cサイズのカメラなら17mm ~ 50mm、5Dなら24mm ~ 70mmのレンズ
純正だとかなりの値段だけど、シグマなどのレンズメーカー製なら、市場価格ではかなりリーズナブルな値段になってるよ
それでも下手すると60Dのボディより高いかもしれないけど、ここは何とか踏ん張って欲しいところだね
シグマのレンズは、AFの整合性がいまいちなど、という話も聞いてるけど、基本マニュアルの動画撮影に関しては特にデメリットは無いと思うよ
実際僕も、シグマやツァイスのレンズを使っているけど、一番得の切れの良さや発色性で気に入っているのはシグマのASP-C専用標準レンズ30mm F1.4
フォーカスリングの回転幅も比較的大きくて、動画のフォーカス調整もフォローフォーカス無しでも出来るくらいなんだ
後動画撮影で大事なのは三脚だけど、これはかなり、じっくり試してから購入して欲しい
スチル用の三脚はパンやチルトが出来ないから、当然除外として、ビデオ用でもあまり安いものだと動きがスムーズでなく、実用的でないものも多いんだ
ある程度の値段で、カウンターバランスが付いて無くて、尚且つドラッグが調整できるものがとりあえずはいいかと思うよ
カウンターバランスは一デジには大抵強すぎて、チルトのたびに跳ね返ったりするし、中途半端なモデルだと、カウンターバランスがきくまでに若干の隙間があって、そこで、かくっとなってしまったりするんだ
動画はバッテリーの消耗が激しいので、丸1日動画撮影をするなら、スペアが最低3つは欲しいところ
メモリーカードは32GBくらいで、その時で一番スピードが速いものを使用するのが間違いないね
メモリーカードも3枚くらいは用意しておいたほうが良いね
これに音声を録音するならZoom H4nは必需品だし、RODE社製のガンマイクとブームも是非とも欲しいところ
結局何だかんだとかさんで来るけど、非現実的な値段では無いと思うので、本気で映画を作りたい人は是非挑戦してね
ク~ル