シナリオが出来たら、いよいよ本格的にロケの準備。ロケハンや、キャスティング、スタッフ選考など、など、撮影前にやることは山のようにあるんだよ。
でもまず、やっておいた方がいいのが、香盤表の作成。通常は助監督が作るものだけど、自主制作だから、自分でやってみよう
香盤表って何?と言う人のために簡単に説明すると、いわばシナリオを系統立てて図式化したもの。”しまね映画塾”さんがエクセルのフォーマットを作っているので無料ダウンロードで見てね。
この香盤表には、どのシーンにどんな人物が登場して、どんな小道具が必要で、どんな衣装なのか、時間帯は?エキストラは何人必要か?といった、実際のロケに必要な情報を書き込んでいくんだ
そのためには、シナリオの読み込みが必須!!自分で書いたシナリオだから、などと言わず、何度もしつこいくらいに読み返して、これ以上は何も考えられないと言うくらい、情報を引き出すんだ
時にはシナリオに書かれていない部分まで、読み出す能力が必要。自分で書いたシナリオなら、最初に思いつかなかったものも見えてくるかもしれないよ
普通の香盤とは別に衣装香盤を作っておいたほうが便利。実際の撮影は時系列通りにはなかなか進まないから、シナリオ上の日替わりをしっかり把握しておかないと、後で、大変なことになっちゃうよ
日替わりが多い場合は、そのたびに新しい衣装を使ってたら大変!!使いまわせる部分も考えながら香盤を組んでみよう。但し、漠然と衣装のパターンで考えては駄目。衣装も重要な演出要素の一つ。出演者の心理にあわせて、色やスタイルを変えて行く事も考えようね
シナリオ上の時間帯もしっかり把握して記入しよう。スケジュールを組む上で非常に重要だからね。
セット、ロケセットの記述もあるけど、自主制作の場合、セットを使うことは殆ど無いから、厳密には全てロケセット。だから便宜上、屋内をセット、屋外をロケセットっていうわけ方でいいかなって思うよ。
香盤表はこの後スケジュールを作る際の重要な基盤になるから、何度も見直して完璧に仕上げてね
ここまで出来たら、仲間集めだ!スタッフ選考については次回に!!?