超ビギナーのための自主制作映画講座 其の三 (またシナリオ)

先を急いで、超ビギナーのためと銘打っている割に、シナリオ編が不親切かなと思い、もうちょっと補足

そもそも、シナリオのファーマットも説明しなきゃね。シナリオは映画の設計図、この段階では、誰が見てもある程度ディテールが分るようにしなきゃいけないんだ。

みんな、なんとなくのイメージはあるかと思うけど、日本語の場合は基本縦書き。理由は横より縦の方が一目で長い文章を捉えやすいから試しに実験してみてごらん。

最初に全登場人物の年齢もあわせたプロフィールを書いて置けば、その人物が始めて登場する時に、いちいち、説明する手間が省けるよ。

自分の頭の中では登場人物の年齢、背格好は浮かんでるから、つい省略しがちだけど、シナリオでは重要なポイントなので気をつけてね。

そして上から5分の1くらいの位置に横線を引いて、上下に分けるんだ。上の部分はロケ中のメモ用として使われるわけだね。

シーンは基本、ロケーションで分けること。建物の中と外は、例え外観のワンカットだけでもシーンは分けておいたほうがいいよ。理由は実際の撮影では外の現場と中の現場が同じ場所とは限らないから。

同じ理由で、シナリオ上は同じ建物内でも、部屋が変わればシーンは変えた方がいいよ。そして必ずデイシーンナイトシーンの区別は記しておくこと。朝とか、夕方とかも書いておいたほうが親切だね。

線より下は、ト書きと呼ばれる状況の説明などの部分と、台詞を書くんだ。台詞は当たり前だけどしゃべってる人の名前を上に書いて鍵括弧で閉じる。

ありがたいことにシナリオ用のワードのテンプレートがウェブ上で配布されているので、使ってみてね。提供はDEERSTUDIO

ここで台詞のお話。ストーリー先行でシナリオを書き始めると、台詞が進行のためのものになっちゃうことがありがち。どんなにいいアイデアも、台詞が死んでいると魅力がどんどん、落ちちゃうよ。

生きた台詞を書くには、話が戻るけど、キャラクター設定をしっかり作り上げること。そうすると、このシチュエーションでこのキャラなら、こういう風にしゃべるだろうって言うのが、自ずと浮かんでくるはずだよ。

さらにシナリオを学びたいと言う人は、ちゃんとしたシナリオライターの人が書いたハウツー本を参考にしてね。

次回はいよいよロケ準備だよ。ク~ル?

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