猿でもわかるファイナルカットプロ7 PART 30(音楽編集)

速度変更の説明の予定だったんだけど、ちょっとその前に音楽編集の方法を説明しておくよ

なぜかというと、速度変更には音楽が大きく関係してくるからなんだ

ミュージッククリップや予告編なんかを作る時、音楽のリズムに合っているかどうかがとっても重要

以前は音楽のビートの部分を、スクラブ再生と言ってスピードに関わらずヘッドの位置の音を出す方法を使って、探ってはつなぎの作業で、とても大変だったんだ

でもFCPでは音楽編集が、いとも簡単に出来るんだ

もっとも、リズム感がある程度あるのが最低限の条件だよ

音楽編集の時は最初に音楽をトラックに配置と思うけど、ここでも、必ずダミーでメインの動画クリップをタイムラインにおいて、シーケンスの設定を確認する儀式を行おう

オーディオトラックだから大丈夫かと思ったら大間違い、デフォルトのシーケンス設定のままになるから注意してね

シーケンスの設定がすんだら、改めて音楽をオーディオトラックに配置しよう

動画にも音声トラックが必要だからトラック3と4に配置

前後の黒みやタイトルなどは後で変更する可能性があると仮定して、音楽も頭に3秒くらいの余裕があるようにしておこう

配置が終わったら音楽のトラックをロックしよう

これは、不用意に音楽の位置がずれたり、切れたりしないようにするためで、とても重要だよ

ここから、動画を配置する前に、マーカーという機能を使って、ビートの部分に印を付けていくんだ

実は、このマーカー、クリップにもシーケンスにもつける事が出来るんだ

音楽クリップにつければ、この曲を別の編集で使う時便利だから、良さそうに思えるけど、実はショートカットを使ったこれからの作業で、ちょっと弊害があって、悩ましいところだけど、シーケンスにマーカーを打つ方法で説明するね

この時、タイムラインの右上にある三つのボタンの左端の「シーケンスマーカーをリップル」を外しておこう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

そうしないと、不用意に編集時にマーカーが動いてしまうんだ

まず、タイムライン上の何も無いところをクリックして、何も選択していない状態にしよう(音楽のトラックを選択していると、音楽クリップにマーカーが付いてしまうよ)

音楽を再生しながら、カットを変えたいビートの度にショートカット「M」を押していこう

ルーラの上にマーカーが付いていくのがわかるね

カットを変えるタイミングがまだ決められない場合は、とりあえず、一拍ごとにマーカーをつけていこう

音楽全部にマーカーをつける作業が終わったら、いよいよ動画クリップを配置していくよ

ここからの作業は”スナップ”をオンにしておこう

最初のカットをビューアに開いて、再生して曲の頭のタイミングの部分で、「M」を押してクリップ自体にマーカーをつけよう

タイムラインの再生ヘッドを最初にセット

ビューアのクリップのマーカーを付けた位置より数秒前にイン点を打って「F10」でタイムラインに配置

このクリップをドラッグしてクリップのマーカーと、シーケンスの最初のマーカーが重なるように移動しよう

続いてshift+↕キーで、次のマーカーに再生ヘッドがくるようにしよう

次のクリップをブラウザからビューアに開いて、イン点を打とう

何らかのアクションの頭などに合わせると音楽とフィットしやすいよ

「F10」を押してタイムラインに配置、「;」でこのカットの頭に再生ヘッドを持ってきて、「shift+↕」で次のマーカーに再生ヘッドを移動

*オーディオクリップにマーカーを付けると、このマーカーに再生ヘッドを移動する作業の際、毎回オーディオトラックを選択し直さなければいけなくなるんだ

この後は同じ作業の繰り返しで動画を配置していこう

$”ク~ルしま”の「極貧短編映画制作道」

応用としては、動画クリップの特定のアクション(叩くとか、蹴るとか)にマーカーを付けておいて、それと、シーケンスのマーカーを合わせる方法もあるよ

この方法でつないだ、予告編がこちら

一旦音楽編集が終わったけど、部分的に画を差し替えたくなる場合があるよね

その時は、差し替えたい部分に再生ヘッドを移動して、ビューアに新しいクリップを開いて、イン点をセットしたら「F11」を押せば、簡単に差し替えられるよ

次回は約束通り、速度変更に付いて説明するね

ク~ル

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